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<title>地下室の会議室</title>
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<title>とりあえず。</title>
<description> とりあえず、スクリプト組んでます。タイトルコンフィグ画面抜きでシナリオだけを、せっせと命令文打ち込んでます。タイトル画面にしろ、ロード画面にしろ、結局はロゴや画面をデザインしなければ組めるはずもなく。とりあえずは、シナリオだけのゲームはすぐにでも組めそうです。気がついたらバイトの時間が迫っているという、こんな生活の中で、どこまで打てるかは全くわかりませんが。ただテキストだけでどこまで勝負できるのか
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<![CDATA[ とりあえず、スクリプト組んでます。<br />タイトルコンフィグ画面抜きでシナリオだけを、<br />せっせと命令文打ち込んでます。<br />タイトル画面にしろ、ロード画面にしろ、<br />結局はロゴや画面をデザインしなければ組めるはずもなく。<br />とりあえずは、シナリオだけのゲームはすぐにでも組めそうです。<br /><br />気がついたらバイトの時間が迫っているという、<br />こんな生活の中で、どこまで打てるかは全くわかりませんが。<br />ただテキストだけでどこまで勝負できるのか、<br />いったん途中まで公開するのも手かなぁとも思ってたり。<br /><br />自分の趣味の為のノベルゲームであり、<br />かつ、少しでも多くの人が読んでもらえる内容にしたいなぁと。<br /><br />自分が書きたいが為に書く小説と、<br />ユーザーに読んでもらえる為に書く小説。<br />二つには大きな差異があるけれども、<br />できれば両立して、でも前者を優先して書きたいなぁと。<br />でも読んでもらうためには後者にも比重を置くべきで。<br /><br />でも考えてみれば、自分の書ける小説の内容なんて、たかが知れてるし、<br />後者に重きを置いて書いたとしても、<br />それは張りぼて以外のなんにでもない、<br />空っぽの小説になりかねないので、自由に書くことにします。<br /><br />というわけで、いつまでもダラダラやるわけにもいかないので、<br />今月末までにプロローグというか、最初の一万文字あたりまでの、<br />シナリオを公開します。<br />タイトル画面もコンフィグ画面もなにも実装しません。<br />たぶん、つけて背景くらいかと。<br />一応二週間程度の公開としようかなと思ってます。<br />残り三週間ちょいの間にどこまで進めるか。<br />でも、形として一度公開しとかないと、と思います。 ]]>
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<dc:subject>ななつ☆</dc:subject>
<dc:date>2009-10-07T15:54:56+09:00</dc:date>
<dc:creator>会議室の門番</dc:creator>
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<title>あれから一か月が経ちました</title>
<description> お詫びばかりか、5分漫画
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-34.fc2.com/k/i/c/kichikuunderground/200909111611482cb.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-34.fc2.com/k/i/c/kichikuunderground/200909111611482cbs.jpg" alt="新規キャンバス" border="0" width="240" height="180" /></a><br /><br />お詫びばかりか、5分漫画<br /><a href="http://blog-imgs-34.fc2.com/k/i/c/kichikuunderground/20090911161220901.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-34.fc2.com/k/i/c/kichikuunderground/20090911161220901s.jpg" alt="＼(^o^)／" border="0" width="60" height="240" /></a><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>ななつ☆</dc:subject>
<dc:date>2009-09-11T16:12:27+09:00</dc:date>
<dc:creator>会議室の門番</dc:creator>
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<title>漂泊(表白)</title>
<description> 痛みは証し。傷みは記し。悼みは悲しみ。息を切らしては、足取りはふらふらで、でも、でも、でも、それでも、僕たちは生きてる。生まれてきた。それが、確かに此処にいた標し。建てられた墓標がどんなに多かろうと、誰かが生きている限り、そこには光がある。疲れてても、悲しくても、悔しくも。いっぱい泣いて、いっぱい叫んで、いっぱい我慢して、それでも明日はやってくる。
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<![CDATA[ 痛みは証し。<br /><br />傷みは記し。<br /><br />悼みは悲しみ。<br /><br />息を切らしては、足取りはふらふらで、<br /><br />でも、でも、でも、それでも、僕たちは生きてる。<br /><br />生まれてきた。<br /><br />それが、確かに此処にいた標し。<br /><br />建てられた墓標がどんなに多かろうと、<br /><br />誰かが生きている限り、そこには光がある。<br /><br />疲れてても、悲しくても、悔しくも。<br /><br />いっぱい泣いて、いっぱい叫んで、いっぱい我慢して、<br /><br />それでも明日はやってくる。<br /><br /> ]]>
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<dc:subject>未分類</dc:subject>
<dc:date>2009-08-09T00:36:22+09:00</dc:date>
<dc:creator>会議室の門番</dc:creator>
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<title>独白（毒吐く）</title>
<description> ぐるぐる回る風見鶏。向く先が決まらない羅針盤。宛先のない荷物。世界はいつだって破綻している。あるいは、そう思って自分を成立するためだけの建前。人を傷つけ痛めつけて生きてきた。破綻の破綻。くるりと一周。ずっと嘘をついて生きてきた。嘘は真実に、現実に。負債はたまり続け、自身の身体を蝕み続ける。救済が終焉。終焉が救済。目に映る一人も守れない僕が、世界を守るためには、きっと世界の終焉でしか完遂することはで
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<![CDATA[ ぐるぐる回る風見鶏。<br /><br />向く先が決まらない羅針盤。<br /><br />宛先のない荷物。<br /><br />世界はいつだって破綻している。<br /><br />あるいは、そう思って自分を成立するためだけの建前。<br /><br />人を傷つけ痛めつけて生きてきた。<br /><br />破綻の破綻。<br /><br />くるりと一周。<br /><br />ずっと嘘をついて生きてきた。<br /><br />嘘は真実に、現実に。<br /><br />負債はたまり続け、自身の身体を蝕み続ける。<br /><br />救済が終焉。終焉が救済。<br /><br />目に映る一人も守れない僕が、<br />世界を守るためには、<br /><br />きっと世界の終焉でしか完遂することはできないのだろう。<br /><br />だったら僕は悪になる。<br /><br /><br />これ以上誰も死なないように。<br />不幸にならないようにと。<br /><br /><br /><br />それが、ある一人の男を追った、一人の憐れな人間の末路。<br /><br /><br />だからこそ、僕は死ぬべきなんだ。 ]]>
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<dc:subject>未分類</dc:subject>
<dc:date>2009-08-02T23:58:28+09:00</dc:date>
<dc:creator>会議室の門番</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>髪が風に靡く時　01 -false a narrative-</title>
<description> 全ての事象が繋がっている。あの人と喋ったことが。あの人が物を落としたことが。あの人の呼吸が。あの人が生きているということ。全てが、その瞬間にその場所で行われないと現在には進めない。一つでもその事象を変えてしまえば、今の自分には成れない。今の自分と違う自分がすぐ隣の時空に存在すること。それがどれほど恐ろしいことか。それは本当の意味での恐怖。そして、人間はその恐怖さえも慣れという過程を経て日常としてし
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<![CDATA[ 全ての事象が繋がっている。<br /><br />あの人と喋ったことが。<br />あの人が物を落としたことが。<br />あの人の呼吸が。<br />あの人が生きているということ。<br /><br />全てが、その瞬間にその場所で行われないと現在には進めない。<br /><br />一つでもその事象を変えてしまえば、今の自分には成れない。<br />今の自分と違う自分がすぐ隣の時空に存在すること。<br />それがどれほど恐ろしいことか。<br /><br />それは本当の意味での恐怖。<br />そして、人間はその恐怖さえも慣れという過程を経て日常としてしまう。<br />呼吸や歩行と同様の意識しなくなる感覚。<br />気が狂うほどの日常があらゆる森羅万象をも瑣末な問題へと変換させる。<br /><br />逆説。<br />つまり非日常のからの慣れというもの。<br />そう表があれば裏がある。<br />対極する大きな事象はあらゆる角度から変化を遂げる。<br />表は裏に、裏は表に。<br />単純に二通り。<br />白か黒か。<br />黒か白か。<br /><br />あくまで二次元的な話。<br />人間の生きる世界は残念ながら三次元での世界。<br />白もあれば、黒もあり、赤もある。<br />多種多様が唯一無二。<br />矛盾が正論。<br /><br />だからこそ人間は完結しない。<br /><br /><br />//幻想。<br /><br />いつの間にこんな遠くへと来たのだろう。<br />太陽の支配を離れ、月光だけを頼りに光る針葉樹。<br />蛍の光は幻想的に消えて消失した。<br /><br />近くで地面を這うような風が面高の葉を撫でる。<br />心地よい協奏曲。<br />ガサリと、一握の不協和音。<br />まるで段落を読み間違えた音符。<br /><br />道も何もない、深夜の木の砦。<br /><br />「此処は―――――」<br /><br />ここが何処か、知っている気がする。<br />或はそれは既視感。<br /><br />―――ゴ――ン――ナ―イ―――<br /><br />女の声が聞こえた。<br />いや、これもまた既視感なのかもしれない。<br /><br />「誰？」<br /><br />―――よ・・・に・・・・ロ・・・<br /><br />女の声が先ほどとは違う声になる。<br />まったくの別人。<br /><br />「君は――――」<br /><br />一陣の風が吹く。<br />景色が揺らぎ、まるで世界そのものが脆弱な一つのマテリアル。<br />世界は一つ。<br /><br /><br />//目覚め<br /><br />暖かい。<br />目を開くと窓から光が差し込んでいて、ちょうど顔にあたっていた。<br /><br />「眩しいなぁ」<br /><br />布団から上半身を起こすと、とりあえず腕を組んで上へと伸ばす。<br />身体のリズムが日々の生活を覚えているのか、<br />起床時間は七時ジャスト、いつも通りの時間帯だった。<br /><br />こうも一日を気持ちよく迎えられると、充実した一日を過ごしたくもなる。<br />人間は日々腐っていく生き物だと聞いたことがある。<br />腐らせないためには日々を充実させる。<br />新しいことにチャレンジする。<br />あくまで一つの考えとしてだが、強ち間違った事ではないと俺は推測している。<br /><br />起き上がって布団を確かめると、毛布に包まれた人型の膨らみが一つ。<br />おそらく犯人が周りから見てもばれないように死体を毛布に包んだのだろう。<br />そして、そのまま黒のセダンで山中へと投げ捨てる。<br />完璧な死体遺棄事件。かつ完全犯罪。<br /><br />勢いよく布団を跳ね除けると<br /><br />「むにゃむにゃ」<br /><br />「うお！？」<br /><br />当たり前のようにそこには死体はなく、幼馴染の珠（たま）が丸まっていた。<br /><br />「なんだ、珠か」<br /><br />何故か安堵しつつ、異姓と同じ布団に入っていることを珠に恥じてほしいと思う今日この頃だった。<br />今日に限った話ではなく、日進月歩こうした日々は続いている。<br />起こしにきてくれたようだが、眠たかったのだろうか？<br />本人は猫のように気持ちよさそうに寝ている。<br />そう、あれだ、日曜日の国民的アニメの猫のように。<br /><br />起こすに起こせないな。<br />珠は、見る限りでは準備はしてきているようだが、制服のまま布団に入ってしまっている。<br />折角アイロンをかけた制服に再び折り目が付くのはもはやあと数回の寝返りの後だろうか。<br /><br />「俺の準備から始めるか」<br /><br />一度は跳ね除けた布団を珠の上に乗せた後、学校への準備をしに一階へと向かった。<br />一階に下りると使い古されたキッチンへと向かった。<br />炊飯器の横に置いてあるトースターにパンを放り込みタイマーをセットする。<br />自宅には最低限の調理器具やレンジも揃えてるし、<br />とりあえず料理くらいは作れるレベルにはなっているはずだ。<br />ただ肝心の作る側の人間は片付けるのがめんどくさく、<br />自炊を始めて数日で以下に調理器具を使わずに料理をできるかという、<br />ある意味節約料理を始めたのであった。<br />その家主が俺だったりする。<br /><br />「えーと、食器、食器」<br /><br />引っ越したばかりの家はいまだ要領が掴めず、以前住んでいた構造が頭に染みついてしまっている。<br />誤解がないように先に説明させていただくと、<br />この家は確かに俺の家なのだが実際に住んでいたことはない。<br /><br />両親は俺が生まれてまもなく失踪してしまったらしい。<br />その両親の親友であった、実質上育て親であり珠の母である神山　境（こうやま　きょう）さん。<br />そして、その夫の神山　拳（こうやま　けん）さん。<br />この２人は、代々神山家で管理してきた八風神社に仕えている。<br /><br />俺の両親は凪さんと拳さんに俺を託した後、失踪してしまったらしい。<br />俺を残して行ってしまった両親を恨んだりはしない。<br />そのおかげと言ってはなんだが、今までいろいろな人々に出会い、仲良くなった。<br />そのことにはとても価値があることだと思っている。<br /><br />「ありがとう・・・」<br /><br />昔は…恨んでいた。<br />周りのみんなと違うことに対する、疑問。<br />一時期、凪さんや拳さんに倦怠期のようなものを迎えていた期間もあった。<br /><br />しかし、ある出来事がその考えを変えた。<br /><br /><br />チーンッ！<br /><br />トースターからパンが勢いよく飛び出す。<br />と同時に珠もキッチンへと飛び出す。<br />いや、この場合飛び出るが正しいのだろうか。<br /><br />「信也ーーー！どこにいるの！隠れてないで出てきなさい！！」<br /><br />トースターと珠の見事なシンクロプレイ。<br /><br />勢いよく扉が開かれ、制服姿の珠の姿が現れた。<br /><br />「信也！！」<br /><br />「朝からテンションが高いなぁ、何かいいことでもあったのか？」<br /><br />「そんなわけあるかー！というか信也は腕毛がぼーぼーに生えた、金髪のおっさんじゃないしっ！<br />　信也を起こしに着たら、ふかふかの布団で気持ちよさそうに寝てるから、<br />　その材質を確かめようと触ってみたら止まらなくて、ついつい寝ちゃっただけじゃない！」<br /><br />「一気に喋ったな、このじゃじゃ馬め！」<br /><br />寝顔はあれだけ大人しそうなのに、と心のうちに納めて。<br /><br />「信也がいなくなってびっくりしたんだからね！」<br /><br />「飯を作りに降りてただけじゃん」<br /><br />「ふん」<br /><br />そっぽを向かれてしまった。<br />こうなってしまった珠をなだめるのは、難しい。<br />基本的に子供っぽい所がある分、拗ねたときの期限の取り方が少々やっかいなのだ。<br /><br />だが、俺には秘策がある！！<br /><br />たしかこの辺に保存していたはずなのだが・・・。<br />食器棚の引き出しを開けると、ようやくお目当てのものが見つかった。<br />対珠専用の秘密兵器。<br />かの冒険少年、エ○マーも一舐めで体力回復したという皆の回復アイテム。<br /><br />「ほーら、珠。チョコレートだぞぉ」<br /><br />珠の前にチョコをちらつかせる。<br />残念ながら原作に忠実な板チョコではなく、袋に入っている徳用チョコなのだが。<br /><br />「え、餌で釣る気？」<br /><br />「珠、餌じゃないんだ。かの冒険者エ○マーだってこれを一舐めして体力回復したんだぞ！<br />　これは万能回復アイテムなんだッ！」<br /><br />力強く解説する俺。<br />此処でお笑い芸人ならば、<br />第二次世界大戦よろしく「ギブミーチョコ」と笑いを取ってくるはずだった。<br /><br />「えっ！？　人舐め！？　もはやエ○マーじゃなくて、エロマーじゃない！？」<br /><br />「卑猥すぎる！しかも字が違うし、俺の記憶によると虎とかドラゴンしか出てこねぇ！<br />　というか人を舐めて回復ってどういうことだよ！」<br /><br />「ええっ！？　もしかして舐めるって女っていうよりもメス（♀）！？」<br /><br />「それじゃあ、人舐めじゃないだろ！　正しくは獣舐め―――って、そういう話じゃねぇ！」<br /><br />俺は力尽きたように床に倒れこむ。<br />そんな俺の演技を見抜いたのか、珠がジト目になる。<br /><br />「シンヤ…」<br /><br />声が低くなったのを期に俺は謝ることにした。<br /><br />「ごめん、釣る気だった・・・」<br /><br />さすがにホイホイと釣られてくれるようなことはなかった。<br />謝ると珠はため息をついて。<br /><br />「ばか・・・チョコをよこしなさい！釣られてやるわ！」<br /><br />「ありがとうございます」<br /><br />珠の小さな手に袋に包まれたチョコを三つ渡すと。<br /><br />「・・・」<br /><br />珠はこっちをジト目のまま見ている。<br />こいつ・・・HPが満タンな状態で回復アイテムを使う気だ。<br />まさにチョコの無駄遣い。<br /><br />「ええい、くれてやる！」<br /><br />引き出しからチョコの入った袋を取り出すと、袋ごと珠に渡した。<br /><br />「よろしい」<br /><br />「暴君！暴君がここにおるぞぉぉぉ！」<br /><br />満足げに答える珠。<br />早速袋からチョコを取り出し、食べ始める。<br />おいしそうに食べるなぁ。ふと・・・。<br />思考を一時停止。<br /><br />危ない危ない。<br />考えてはいけない領域に踏み込むとこだった。<br /><br />「あのー、チョコを一ついただけませんでしょうか？」<br /><br />「やらん。チョコがなければ、パンを食えばいい」<br /><br />即答された。<br />諦めるしかないようだ。<br /><br />「はい」<br /><br />と小さく答えて、トースターから顔を出したパンを俺は口にくわえた。<br />まったく誰に似たのやら。<br />答えは間違えなく、珠の両親である境さんと拳さんにあたる。<br /><br />珠の両親は、豪快な人たちである。<br />派手なことが大好きで、本当に神職をしているのか疑いたくなるくらいである。<br />神職に性格が関係するかは分からないが、とにかく豪快なのである。<br />今回の引越しに関しても、結局のところこの性格が故に、このような状態になってたりする。<br /><br />それは今年の春休みの話だったりする。<br />どの学校でもよくあるように、俺の通っている学校では登校日に進路調査があった。<br />もちろんのごとく俺の今の親権は完全に珠の両親にあるのだから、<br />俺と珠は二人とも進路について親と話す流れになった。<br /><br />「私って神社継ぐんだよね？」<br /><br />「当たり前だ」<br /><br />さも当然かのように答える拳さん。<br />神社なんて最もたる例だけども、基本的に代々受け継がれていくものについては、<br />原則的に血のつながった子孫が受け継ぐってのは昔からの暗黙のルールだったりする。<br />誰々の家は偉い、誰々の家は名家、なんてものは今に始まった話ではない。<br />結局のところ珠は神社を継ぐのが、世間的に一般論であり、それが自然の流れだというのが、<br />大筋当たり前の流れだというものだろう。<br /><br />「はぁ～」<br /><br />珠はため息をついた。<br />かといって珠は珠で事前に配られた進路希望調査の紙にも具体的な内容は書いてなかったはずだ。<br />珠に関しては話はそれまでと見限ったのか、拳さんはこっちを向いた。<br /><br />「お前はどうする？」<br /><br />それは簡単に予想できた質問だった。<br />珠と違って俺は神山の血は流れてはいない。<br />結局のところ俺には選択権は持っているものの、<br />選択肢をいまだ探せずにいる状態だった。<br /><br />「まだ、職については考えていません。<br />でも、いつかは1人で暮らしていかないといけないし、<br />親の家があるのならそっちで暮らそうと考えています」<br /><br />誰にも迷惑をかけず生きていく生活。<br />俺は幸せすぎた。<br />捨てられた子供たちが必ずしも家庭に恵まれるということは、まずない。<br />だからこそ、この環境が楽しすぎて逆につらい部分でもある。<br />客観的に見ればそれは自分勝手なエゴでしかないのは知っている。<br /><br />「そうか！！それなら早いほうがいいな！来週あたりどうだ？」<br /><br />拳さんは快活よくそう言い切ると。<br /><br />「ええええ」<br /><br />さすがに驚いた。<br />未だ自分でも結論に至ってもなく、即決され唖然とした。<br />まるで電光石火のように。<br /><br />「ちょっとお父さん何いってるのよ！？信也だって考えているだけでまだ決めたわけじゃ―――」<br /><br />ない。と、俺の考えを代弁しようとした珠だったのだが。<br /><br />「へ、くしゅん！！」<br /><br />大きなくしゃみに打ち消されてしまった。<br /><br />「おかぁさ～ん」<br /><br />意見を聞いてもらえず母になきつく珠。<br />しかし、そんな気持ちを知ってかしらずか境さんは、<br /><br />「いいんじゃない？」<br /><br />「ちょっと！」<br /><br />「まぁ落ち着きなさいって、あの人はどう考えてるか知らないけど、いいことなんじゃないかしら？」<br /><br />といいながら拳さんを見る。<br />続けて<br /><br />「なーに、珠ちゃん。寂しいの？離れてみると気づくことあるかもよぉ～」<br /><br />意味深な顔をしながら珠に話しかける境さん。<br /><br />「な、何言ってるのよ！そんなわけないでしょ！信也なんてどっかに行っちゃえばいいのよ！！」<br /><br />いきなり顔を真っ赤にした珠がそんな残虐なことを言ってきた。<br />何もいえずその光景を眺めていた俺が我に返った時には、俺の引越しが決まっていた。<br /><br />走馬灯のように、俺の荷物はまとめられ段ボールへと詰められた。<br />実際に引越しの用意を始めると、やっと実感が湧いてきた。<br />ただ俺の引越しなんて単に住む場所が、地球儀でいうと何ミリたりとも動いてないわけで、<br />遠くに引っ越した友人たちを考えると、結構重いな、と感じた。<br /><br /><br />「ごめん・・・」<br /><br />と一言だけ言って、手伝ってくれた。<br />そのおかげで引越しの作業が楽になったので珠には感謝している。<br /><br />だけどまぁ、俺が捨てられたときだってきっとそんなもんなんだろう。<br />半分不安もあり、<br />もう半分はここまで面倒を見てくれた珠の両親への感謝の気持ちでいっぱいだった。<br />長年住んだ家を出るときに、拳さんは言ってくれた。<br /><br />「とりあえず一つでもやりたいことをやってみろ。<br />　俺たちに面倒がかかる？　そんなの当たり前だ。<br />　なぜなら俺たちの子供なんだからな<br />　手がかからない子供なんて、そんなの子供じゃねぇ。<br />　面倒だからこその子供なんだ。<br />　もしやってられなくなったら、面倒事ごっそり持って帰ってきやがれ。<br />　俺たちが全部なんとかしてやる」<br /><br />だからこそ、俺はまだまだ子供だった。<br /><br /><br /><br /><br /><br />そんな、こんなで俺はひとり暮らしをすることになったのだった。<br />未だあの両親にはお世話になっていたのだった。<br />だけれども昔よりもすこし、あのわけのわからない焦燥感が消えたような気がした。<br /><br /><br /><br />パンを食べ終え牛乳を飲み干すと、チョコが三つ飛んできた。<br /><br />「お？」<br /><br />「あげる」<br /><br />顔は横を向けたままだが、もう怒ってはいないようだ。<br /><br />「あ、ありがとう」<br /><br />「それよりものんびりしないで、さっさと学校に行くわよ！」<br /><br />「あ、やべ！珠の家より遠いの忘れてた」<br /><br />チョコを口にほおばると、着替えるために二階へダッシュした。<br />鞄はいつものように玄関に置いてあるので、大丈夫だ。<br />なにしろ教科書やらなんやらは、全部学校へ置いている。<br /><br />「玄関で待ってるわよー」<br /><br />ドタバタ着替えて、珠と一緒に玄関を出た。<br /><br />少し寒かったが、外は晴れていて午後からは暖かくなりそうだ。<br />今日は始業式。<br />2人はいつもより少し早足で登校した。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />「チョコあげたんだから、人舐めしちゃダメなんだからね！」<br /><br />「しねえよ！」<br /><br />「えっ！？　まさか、獣舐め・・・・」<br /><br />「そのネタはひっぱらんでいい！」<br /><br />物語はゆっくりと回り始める。 ]]>
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<dc:subject>ななつ☆＆えーじぇんと</dc:subject>
<dc:date>2009-07-20T02:20:15+09:00</dc:date>
<dc:creator>会議室の門番</dc:creator>
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